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さらに考え行動しよう
 

 

世界の選挙権年齢

 

アメリカ合衆国※    18歳
アルゼンチン      16歳
イギリス※       18歳
イタリア※       18歳
オーストラリア     18歳
オーストリア      16歳
カナダ※        18歳
シンガポール      21歳
大韓民国        19歳
中華人民共和国     18歳
朝鮮民主義人民共和国  17歳
ドイツ※        18歳
日本※         18歳
フランス※       18歳
ロシア         18歳

日本の18歳選挙権は2015年の公職選挙法改正による。
※はG7(主要国首脳会議)参加国

 

世界191カ国のデータで見てみると
16歳   5か国  2.6%
17歳   3か国  1.6%
18歳 168か国 88  %
19歳   1か国  0.5%
20歳   5か国  2.6%
21歳   8か国  4.1%
25歳   1か国  0.5%
各国の選挙年齢は下院(日本では衆議院)
国立国会図書館調査より 2014年より

 

〈考えてみよう〉
〇世界の選挙年齢を見て、どのようなことが言えるでしょうか。
〇いくつかの国では16歳で選挙権がありますが、16歳選挙権についてどのように考えますか。
〇日本は2015年に18歳選挙権に仲間入りしましたが、そのことをどう考えますか。
〇18歳選挙権を実りあるものにするにはどうしたらいいか考えましょう。
〇外国の18歳選挙権はどのように行われているのか、ある国を例にして調べてみましょう。

投票率

次のリンクは総務省による国政選挙の投票率です。

国政選挙における投票率の推移

国政選挙における年代別投票率について

〈考えてみよう〉
〇年代別投票率のグラフを見てどのようなことが読み取れるでしょうか。

〇若い世代の人の投票率について、どのようなことが読み取れるでしょうか。

〇20台の人の投票率の傾向の原因は何かについて考えてみましょう。

〇政治家は若い人に向けての政策を積極的に行うか、それともあまり行わないか考えてみましょう。

〇政治家に若い人のための政策を行ってもらうには、どうしたらいいか考えてみましょう。

日本の選挙制度の歴史

次のリンクには、日本の選挙制度の歴史が詳しく紹介されています。

​ 選挙のあゆみ

〈考えてみよう〉
〇日本の選挙の歴史を見て、どのようなことが言えるでしょうか。
〇1925年以前のように、選挙権を納税者に限定することにはどのような問題があるか考えましょう。

〇1945年以前のように、選挙権を男子に限定することにはどのような問題があるか考えましょう。

〇女性が選挙権を得た1945年の時代はどのような状況だったか考えましょう。

〇日本では20歳選挙権が決まってから18歳選挙権が決まるまで65年かかっています。このことをどう考えますか。

 

選挙の街ウォッチング

 選挙が公示・告示されてから街はどのように変化したでしょうか。実際に観てみましょう。そして、どんなことに気がついたでしょうか。

 

〇それぞれどのような活動なのか調べてみましょう。それぞれどのような道具があるかも調べてみましょう。

【立候補掲示板】

公示・告示後ポスターを貼る前には番号が付いていましたが、その番号はどの掲示板でも

同じ順番で付けられていたでしょうか。同じ選挙区の掲示板には立候補者のポスターはどの候補者もどこでも同じ位置に貼られているでしょうか。どのような仕組みか考えてみましょう。

【ポスター】

 ポスターにはどのような工夫があるのでしょうか。夜でも候補者の顔や名前が見えるのでしょうか。ポスターにいたずらをしたらどのような罪になるのでしょうか。

【選挙事務所】

 選挙事務所はどのような場所にあるのでしょうか。選挙事務所の入り口近くはどうなっているのでしょうか。選挙事務所の中はどうなっているのでしょうか(可能ならば見せていただく)。

【選挙カー】

 選挙カーが選挙事務所の近くに止まっていたら観察してみましょう(可能ならば見せていただく)。

【立会演説】

 演説するためにどのような道具があるか観察してみましょう。

【演説会】 

 どのような場所で演説会が開かれているか観察してみましょう。

【ビラ配り】

 ビラ配りをしている人はどのような場所でどのようなやり方で配っているか調べてみましょう。

 

〇選挙応援にはどのような人が来るか調べてみましょう。

 それぞれの政党で有名な人やタレントなども応援に来ることもあります。そのような時は演説を聞きに来る人も大勢集まるのでしょうか。

投票所に行ってみよう

投票日の翌日が18歳の誕生日以上の人は投票できますが、18歳未満の人は一人では

投票所には入れません。18歳未満の何歳の人でも保護者が投票に行けば一緒に入れます。可能ならば投票所に入り実際の選挙の投票所のようすを観てみましょう。

 

次のリンクも参考になります。

投票所をのぞいてみよう

〇投票所にいる人、ものを調べてみましょう。

【受付係】

 ここではどんな人がどんなことをしているのでしょうか。

【名簿対照係】 

 ここではどんな人がどんなことをしているのでしょうか。

【投票用紙交付係】

 どうすれば投票用紙をもらえるのでしょうか。どのような機械から投票用紙が出てくるのでしょうか。投票用紙にはどのようなことが書いてあり、どのような工夫があるのでしょうか。

【投票記載台】 

 投票記載台はどうなっているのでしょうか。

【投票】

 投票箱はどうなっているのでしょうか。

【投票立会人】

 どんな人が何のために複数で見ているのでしょうか。

 

〇投票所にはどのような場所が使われているか調べてみましょう。こんなところも活用されているという例も探してみましょう。

〇期日前投票、不在者投票はどのような条件とどのような場所で行われているのでしょうか。

〇投票入場券をなくしてしまったら、どうやって投票できるのか調べてみましょう。

​衆議院議員選挙の投票の順序

 1 衆議院(小選挙区選出)議員選挙

​        ↓ 

 2 衆議院(比例代表選出)議員選挙​

        ↓

 3 最高裁判所裁判官国民審査(衆議院議員選挙とは直接関係ありませんが)

参議院議員選挙の投票の順序

 1 参議院(選挙区選出)議員選挙

​        ↓ 

 2 参議院(比例代表選出)議員選挙​

一票の格差

 選挙では選挙区ごとに有権者の数が違います。そのため一人の議員が当選するために必要な得票数が選挙区によって違います。ある選挙区では1000票で当選できても、ある選挙区では2000票でも当選できないことが起きます。

私たちは、投票することで政治に参加します。その投票に差があるということは、私たちの政治への参加の度合いに差があるということになります。

 例えば、ある政策に賛成したい、または反対したいという考えを実現するためにA選挙区では1000人集めれば実現できるのに、B選挙区では2000人が必要になります。これではB選挙区の方が不利です。これはB選挙区の一票の価値が低いとも言えます。つまり、一人の議員が当選するための得票数が多ければ多いほど、有権者の価値が下がるということになります。

この表の価値を「一票の格差」と言います。最高裁判所では、この差が大きい場合は「法の下の平等」に違反するとして憲法違反と判断していて、格差が2倍未満になるよう求められています。

実際の選挙について次のワークシートに書き入れて、一票の格差について調べてみましょう。

選挙の予定を調べよう

 次のワークシートにこれからの選挙の予定を書こう。

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