​LIFE SKILL

書籍紹介

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自己肯定感がぐんぐん育つ 学級づくりに役立つライフスキル

 本書では、WHOが提唱するライフスキルを、日本の子どもたちが身につけやすいように、多くの実践、研究をもとに次の6つにまとめました。

 1 自己認識スキル
 2 コミュニケーションスキル
 3 ストレスマネジメントスキル
 4 目標設定スキル
 5 意志決定スキル
 6 アンガーマネジメントスキル

 そして、この6つを貫く柱となるのが自己肯定感(セルフエスティーム)です。

 自分の認識を深める活動として「セルフ・レタリング」があります。これは、過去や未来の自分に手紙を書くという手法です。
 自分の欠点や弱点を客観視するというのは、克服の方向も見えてきます。そうすることで自分に自信がもてるようになり、自己肯定感が高まります。
 本書では、このようなライフスキルを効果的に高める活動をマンガ家の内山大助さんのイラストとともにわかりやすく紹介しました。あわせてすぐに使えるワークシートも多数用意しました。

関連書籍
白石孝久著 (2001)『「自分」が「自分」を育てるライフスキル学習の授業―WHOプログラムのライフスキル学習授業プラン (教育技術MOOK) 』小学館


大津一義編著(1999)『実践からはじめるライフスキル学習―喫煙・飲酒・薬物・性などの課題に対応』 東洋館出版社 

​読者の方から感想をいただきました。

白石孝久先生

 大阪府内の中学校で教えている者です。この夏休みに、『学級づくりに役立つライフスキル』を本屋で見つけました。ライフスキルという言葉はどこかで聞いたことがあり、何となく気になっていた言葉だったので、手にとってみました。

本書には、これまで私や同僚教師も含めて、理論的に把えていなかった子供たちの心の問題や改善方法について、具体的にわかりやすく書かれており、こうした本を出版されることの意義を考えて、筆を執りました。

 私は思春期の子供達と毎日接していますが、教室でいじめられやすい子供、教師の言葉にもすぐに傷ついてしまう子供、不登校になってしまう子供がいることは、毎年必ずどこかの教室で起きる問題です。 子供の心がぎゅうっと、ストレスと不安の両ばさみになっている感覚や、教師がそれに不安をいだいている図が、まさに本書で表現されていました。

いじめや不登校については、教育現場にいる者としては、確信をもって対処しなければならないとはいえ、個々に対処しても、終わるわけではなく、ときに「シーシュポスの岩」のような暗澹たる思いになります。

 かといって生き方の教育や道徳教育については、各家庭の方針もあり、教師は踏み込むのを恐れる傾向があります。 

ライフスキルという考えは、子供達の内面、生き方という私的な問題を、「公教育」の場で論じる重要な切り口ではないかと直感しました。

 自己肯定感については、「積み木」のように崩れることを恐れる子供のイメージが、イラストでよく伝わってきました。これに対して、「鏡」のイメージでのセルフ・レタリングは、現場に取り入れたいと思います。

 この本がきっかけでライフスキルに関心を持ち、研究したいと考えましたが、Amazon で調べたところライフスキルに関しては発達障害の子供関係のものしか出ていないようです。

 時間的に研究することは、困難ですが いろいろと教えて下さい