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「電子博物館」 どう探る

 

「電子博物館 100万件検索可能」「日本の美術品 国境越え鑑賞」(『朝日新聞』2020年8月1日夕刊)という見出しが目に留まりました。博物館は実際に行ってそこの展示物を鑑賞することに意義があります。しかし、現在の新型コロナの影響や遠いとこにある国内の博物館や外国の博物館などそう簡単に行くことが出来ないことから、「電子博物館」は大きな役割を果たすことでしょう。今後、学校の授業でオンラインが期待される中で、「電子博物館」の活用も考えられます。

 

記事のリード文には次のような文面があります。

 「日本の陶磁器や浮世絵といった美術品や書籍など約100万件を楽しめる電子博物館『カルチュラル・ジャパン』を国立情報学研究所の高野明彦教授や東京大の研究者らが開発し、1日午後から無料で公開する。美術館など約40の公開している画像に加え、海外37カ国約550機関の所蔵品も閲覧できる。電子博物館の取り組みは世界で進むが、日本発で国や地域を超えて検索できるものは珍しい」

『朝日新聞』2020年8月1日夕刊より

電子博物館の解説には次のような文面があります。

 「デジタルアーカイブ事業は巨大な公的機関が担うことが多いが、技術の力で利用者視点に立ったサービスを作ってみたいと、高野教授が提案。賛同した5人の技術者が組織を超えて集まり、ボランティアでプログラムを書いた。無償で利用できる作品を機械的に集めているため、各機関への支払いは不要だ。サーバーの維持費用や人件費は今後、必要に応じて寄付や公的支援や求めていくという。高野教授は『電子博物館は各施設や地域ごとに情報量の多さを競う時代から、ネットの機能を生かした地域横断の時代へと移っていく」と話す。

『朝日新聞』2020年8月1日夕刊より

さらに、「主な電子博物館」が掲載されています。

ヨーロピアーナ

 約5千万件を扱う。ダウンロードできる画像も多く、「ズーム会議用の背景を見つける」という特集もある。

 

米国デジタル公共図書館(DPLA)

 約4千万件を扱う。1918年のインフルエンザ大流行の米国を写真で振り返る「オンライン展覧会」もある。

 

メトロポリタン美術館

 約50万件の美術作品のほか、施設内を360度見られる動画では「武器と鎧のギャラリー」なども公開している。

 

ジャパンサーチ

 内閣府と国会図書館が運営。国立科学博物館、国立美術館、東京大学など20機関と連携。約2千万件を扱う。

 

文化遺産オンライン

 文化庁が運営。石器・土器から絵画、彫刻、工芸品、建築物まで日本の文化財が見られる。約26万5千件を扱う。

『朝日新聞』2020年8月1日夕刊より

 この記事からみなさんはどんな学習ができるでしょうか。ここでは電子博物館「カルチュラル・ジャパン」から他の電子博物館にも目を向けてみましょう。

 

・電子博物館「カルチュラル・ジャパン」とはどのような博物館なのだろうか

 電子博物館「カルチュラル・ジャパン」https://cultural.jp

・電子博物館「カルチュラル・ジャパン」からどのようなことが学べましたか。

・その他の電子博物館にも目を向けてみましょう。それぞれどのような特徴があるでしょうか。

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