授業の現場では多くの場合、学習指導案を書いてしまうと、それで大きな問題が解決してしまったと感じる先生が多い。あとは授業をするだけ、といったとらえ方がなされている。 しかし、これは大きな間違いだ。授業の中で子どもと顔を合わせたときが最も重要な時であって、先生は、そこに最も大きな力を投入すべきなのである。子どもと先生と教材の関わりの、質そのものが重要なのである。 授業というものは、子ども、先生、教材のそれぞれが別々に吟味されていくものではないということが言いたいのである。