初めての衆議院議員選挙直前の自民党総裁選挙
 

 自民党総裁選が9月17日に告示され、次の4氏が立候補を届け出ました。

 

   河野太郎行政改革担当相(58歳)
   岸田文雄前政調会長(64歳)
   高市早苗前総務省(60歳)
   野田聖子幹事長代行(61歳)

 

自民党総裁は次のような方法で選出されます。
〈第1回投票〉
  国会議員票 382票(現在の自民党の国会議員数でこの数字は変化します)
  党員・党友票(地方票) 382票(自民党の議席数に合わせています)
  計 764票

 

  全国の党員・党友票を集計し、誰に投票したかをドント式で配分します。
  ドント式については、衆議院議員選挙や参議院議員選挙の比例代表選挙でも使う配分法です。
  
 計764票の過半数を獲得した候補者がいればその候補者で決定し、自民党総裁になります。
 過半数を獲得した候補者がいない場合は、上位2名による決選投票になります。

 

〈決選投票〉
  国会議員票 382票
  都道府県県連票 47票

 

 決選投票では党員・党友票ではなく、都道府県票になります。これは決選投票に残った人の党員・党友票が各都道府県で最も上位にある人に配分する方法です。各都道府県1票になり全部で47票になります。
 計429票の多くを獲得した候補者が当選者です。

どのような結果だったでしょうか。

 

〈第1回投票〉
       国会議員票 地方票    計
  岸田文雄氏 146票  110票  256票
  河野太郎氏  86票  169票  255票
  高市早苗氏 114票   74票  188票
  野田聖子氏  34票   63票   63票

 

〈決選投票〉
       国会議員票  都道府県連票  計
  岸田文雄氏  249票    8票   257票
  河野太郎氏  131票   39票   170票

 河野太郎氏は第1回投票での地方票、決選投票での都道府県票では岸田文雄氏を大きく引き離しています。このことからどのようなことが分かるでしょうか?

総裁選の詳細は、自民党のホームページに掲載されています。
 

総裁の仕事として、自民党の役員の選出があります。次のように決定しました。
 決定した党役員(10月1日)
  幹事長     甘利 明氏
  総務会長    福田 達夫氏
  政務調査会長  高市 早苗氏
  選挙対策委員長 遠藤 利明氏
  組織運動本部長 小渕 優子氏
  広報本部長   河野 太郎氏

 

 党役員の詳細は、自民党のホームページに掲載されています。

 総裁選を戦った高市早苗氏は政務調査会長に、河野太郎氏は広報本部長に就任しました。もう一人の野田聖子氏は後に少子化 地方創生大臣に任命されました。
 このことからどのようなことが分かるでしょうか?

 幹事長に決定した甘利明氏について野党は批判をしています。どのようなことを批判しているのか調べてみましょう。