算術科の仕事が既成問題の解決で終始するならばその算術は算術のための算術で、人生のための算術でない。人が創造生活を行なうために数学が必要であるならば児童は数学と自己の生活とを結合して数学のありがた味を感じ、数学に興味を持つようになる筈である。