2021年の衆議院議員選挙・政治を追いかけよう
こんな不思議な政治のエピソードがあるのを知っていますか。
2021年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されましたが、オリンピックの年には総理大臣が辞任するというエピソードです。
日本でオリンピックが開催されたのは4回で以下の年です。その年に総理大臣が辞任しています。2020年は1年延期になり2021年に開催されたことはご存じでしょう。
1964年 東京五輪(10月10日~24日)
池田隼人首相 病気療養のため五輪閉会式翌日の10月25日に辞任表明
1972年 札幌五輪(2月3日~13日)
佐藤栄作首相 5月15日の沖縄返還を花道に、国会閉会の翌日の6月17日に辞任表明
1998年 長野五輪(2月7日~22日)
橋本龍太郎首相 参議院議員選挙(7月12日投開票)で自民党が大敗し、翌13日に辞任表明
2021年 東京五輪(7月23日~8月8日)
菅義偉首相 新型コロナウイルス対策への国民の不支持、選挙での自民党支持候補者の続いての落選、首相支持率が30%を切る不支持率などにより、9月3日に辞任表明。
菅義偉首相の突然の辞任により、今までにない国政選挙の展開になりました。
衆議院議員は解散総選挙があるので、任期満了まで選挙がないことは極めて珍しいことです。戦後では1976年の三木武夫首相の任期満了での衆議院議員選挙で12月5日に実施されました。2021年10月21日に衆議院議員の任期満了ですが、その前に自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄氏が10月4日の臨時国会で第100代首相に選出され、自民党と公明党による連立内閣が発足しました。その総理大臣の下で衆議院議員選挙(総選挙)が実施されます。
衆議院議員選挙直前の自民党総裁選挙も初めてのこととされています。過去の総裁選挙とは異なる側面が指摘されています。ですから、自民党総裁選→第49回衆議院議員選挙→日本の政治の動きという順に学んでいきましょう。
初めての衆議院議員選挙直前の自民党総裁選挙
第100代総理大臣の誕生と組閣
第49回衆議院議員選挙(総選挙)から学ぶ
第49回衆議院議員選挙結果から学ぶ
主権者意識をさらにUPするために